関空被害まとめVol.2
この近年稀に見る台風被害も
来年にはきっと細かい部分の記憶が薄くなってしまうと思うので
このVol.2ではもっと詳しく
台風21号での関空被害状況を記しておこうと思います。
2018年9月4日。台風21号が近畿地方に上陸し
ターミナルや滑走路が冠水していく最中
13時半頃、全長89m2591tのタンカー
宝運丸が関西空港連絡橋に衝突する事件が起き
関西国際空港と対岸を結んでいる経路が断たれ
関空は一時的に孤島となりました。
神戸の第5管区海上保安本部によると
この衝突では乗組員の皆さんにお怪我はないとの事です。
その1時間半後の15時。
関西国際空港は高潮による浸水被害により閉鎖。
関空エアポート発表によると
関空閉鎖時には旅客約3000名、
従業員約5000名の合計約8000名もの方々が施設内におられ
浸水被害を免れていた国内線ゲートエリアや
ホテル日航関西空港の会議場などに滞留されたそうです。
非常食になるような物を持っている方も少なかっただろうし
それこそ従業員の皆さんは普通のお仕事に行く軽装だったと思うし。
閉鎖から脱出まで本当に不安で大変な2日間だったと思います。。
関空連絡橋へタンカーが衝突した衝撃により
橋はめり込み落ちたり盛り上がったり。
それにより関空向かって右側車線と
JR、南海の鉄道は運行できず。
唯一衝突の影響を免れた左側のみ
緊急車両の通行が許されたことから
台風が過ぎた翌日5日のお昼頃より
15台のリムジンバスを用いて
関西空港→南海泉佐野駅まで運行。
そして高速船3隻で神戸港へと
2ルートで脱出が始まったそうですが
閉鎖された関空内にて1夜を過ごした方々は約8000人。
高速船でも一隻110人乗りだと発表されているし
リムジンバスは40人乗りくらい??
滞留されていた方々の最後のグループが
関空脱出できたのは5日の午後11時だったそうです。
4日の午前中にはもう関空線では
欠航決めていた航空会社が多かったとはいえ
JRももう前日から運休を決めていたとはいえ
夜に離発着のフライトだから飛べるかも??
と早めに関空に来ていたり
私が電話をかけていたセブパシフィックは
キッチリとフライトキャンセルのメールをくれていたり
2日ほど前からフライトキャンセルを決めてくれたりだったので
空港まで行かずとも電話やメールなどで航空券の変更出してくれていたけれど
そうじゃないLCCもあったらしく。
当日に受付カウンターでないと振替やキャンセルができない。
もしくはそのLCCの本国まで連絡とって自力でなんとか、とか
そんな事情であんな暴風雨吹き荒れるなか関空に向かった方もいらっしゃり
また来日外国人旅行客の方々はネットがなく
(弱く??フリーwifiは弱いもんね💦)
航空会社もJRも運休を決めている中
あの暴風雨の中車で関空に向かった人たちの真鍮を思い
ニュースでチラリと映った
子供連れで関空内で過ごしている方々を見て思い
あんな台風な中関空に向かいお仕事されていた方々の真鍮を思い
ものすごく複雑な心境になりました。。
日本のサービス業のおもてなしは本当に素晴らしいけれど
働く側は本当にハードです(;_;)
Vol.3では連絡橋が閉鎖されている時の
関空への行き方&帰り方をまとめてみます。